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視力低下は、なぜ起きるのか。(2)

加齢と共に調節力が低下する老眼(老視)や、軽度の屈折異常による視力低下は誰にでも起こりうることであり、病気とはいえませんが、眼底の病気に伴う症状としての視力低下が起きる場合があります。

病気である場合は、その症状によって、実に様々な症例が想定されうることから(参考サイト:「gooヘルスケア 眼に起こる異常」)、いずれにせよ一刻も早く、専門眼科医の診察を受け、適切な治療を施すことが肝要です。

よく知られた眼の病気の代表例としては、白内障があげられます。
白内障については、視力回復のための方法(2)〔手術による方法:白内障の場合〕も、あわせてご覧ください。)

これは水晶体がにごっておきる病気であり、もっとも多く見られる白内障は、加齢に伴って進行する老人性白内障です。

40歳代では40%、50歳代では60%程度の老人性白内障患者がいるとされるくらい、我々にとって、身近な眼の病気となっています。

症状としては、水晶体のにごりにより、光を十分に通さなくなることから、物がかすんでみえるようになります。
進行が水晶体の周辺部からはじまる場合、これといった自覚症状もなく、病状がゆっくり進むことから、気づかずに長期間放置した結果、緑内障などを併発することもあります。

治療は、点眼薬によりその進行を抑える処置を施します。
また、手術による場合は、現在は、超音波による手術でにごった水晶体を摘出する方法によって安全に行われるようになっていますが、いつ処置をするかによって、手術後の視力回復の程度に差がでてくる場合があります。

したがって、早めの症状発見と治療を施すに、越したことはありません。


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