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視力低下の原因と症状(13)〔アレルギー性結膜炎〕。


人の身体は、外からの異物に対してそれを排除したり抵抗したりする働きがありますが、「アレルギー」は、外から入ってくる異物(アレルゲン、原因物質)に対し体が過剰反応することにより、一定の症状を呈するものです。

わが国では、なんらかのアレルギーにかかっている人は、国民の約3割を占めるといわれます。

とりわけアトピー体質アレルギー反応を起こしやすい体質)の人は、アレルギーが起こりやすくなります。


眼の結膜は、直接空気と接していることから、さまざまな異物に接触しやすくなっています。

加えて結膜には細かい血管が多く存在するため、異物と接触した場合には炎症が起こりやすくなります。

その結果、両眼に強いかゆみを伴う結膜の充血や、目やに・まぶたの腫れ・異物感などが起こります。

この症状を、「アレルギー性結膜炎」と呼んでいます。


アレルギー性結膜炎
には、花粉症春季(しゅんき)カタルハウスダストによる「通年性(つうねんせい)アレルギー結膜炎」があります。

花粉症
は、いわば「季節性」のアレルギー症状で、スギ花粉などのアレルゲン(原因物質)が身体に入ってくることにより、眼のかゆみや充血、目やになどの症状を呈します。

春季カタル」は、重度のアレルギー性結膜炎であり、10歳くらいまでの少年に多く発症する症状でしたが、最近では20代でも発症する人がいるようです。


通年性(つうねんせい)アレルギー結膜炎」は、花粉症のようなある特定の季節だけに起きるアレルギー症状と区別され、一年を通じて症状が見られるものです。

アレルゲン(原因物質)
としては、身の回りのチリ・ダニ・カビ、動物の毛やフケ、花粉などが代表的です。

これらはまとめて、「ハウスダスト」と呼ばれています。


アレルギー性結膜炎
の予防には、アレルギーの原因となるものを避けるのが一番です。

換気に気をつけ、家の中を掃除するなどして、ハウスダストを増やさないようにします。

花粉症など季節性のアレルギーの場合には、アレルゲンとなる花粉に接しないため、外出時における「花粉防止用マスク」の着用などが効果的です。


また、アレルギー性結膜炎の治療としては、抗アレルギー剤の点眼が有効ですが、症状がひどい場合は、ステロイドを含んだ点眼薬が使われることもあります。


なお、コンタクトレンズの汚れによるアレルギーで起こる「巨大乳頭結膜炎」も、慢性のアレルギー性結膜炎に分類されています。

これは上まぶたの裏側に、ブツブツの炎症ができるものです。


治療としては、コンタクトレンズの着用を中止するとともに、必要に応じて、抗アレルギー剤・ステロイド剤の点眼治療を行います。

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