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視力低下の症状(7)〔ドライアイ〕。


ドライアイは、涙の量が減ったり、その成分が変わってしまうことにより、
目の表面が乾き、ひいては角膜結膜にさまざまな障害をもたらすものです。


症状が軽い人から、涙に質的異常が起きている人、「シェーグレン症候群」とよばれる非常に重症の人も含めて、最近はすべて、総称的に「ドライアイ」と呼ばれています。
左右の目で症状差はもちろんあるものの、通常は両眼性の疾患です。


最近の日本で爆発的に患者が増加していると疾患であり、潜在患者は
800万人はいるといわれています。
また、オフィスワーカーの3割以上は、ドライアイの症状にあるとも言われています。

ドライアイを助長する3大要因として、コンタクトレンズ・エアコン・
パソコン作業があげられています。


具体的な症状としては、疲れ目・目の充血・目のゴロゴロ感・目の乾きなどがあげられます。

症状が深刻化した場合には、角膜結膜の混濁による著しい視力低下や、眼の痛みなどの、眼疾患を引き起こす可能性があります。

コンタクトレンズの着用により、涙がレンズに吸収されたり、涙が蒸発しやすくなるなどして、ドライアイになりやすくなります。

涙の分泌量も少なくなるため、眼に傷がついたときの回復力や、細菌等の感染防止力も弱くなります。

また、涙の分泌量が十分であっても、エアコンによって部屋が乾燥していたり、パソコンのモニターを長時間見つめることでまばたきの回数が減ってくると、ドライアイになりやすいといわれます。


年齢を重ねると、涙腺の機能が低下することから、涙の分泌量が減ったり、また結膜のたるみによって、涙の排出が悪くなってきます。

このため、涙は少しずつ減ってはくるのですが、ドライアイは涙の分泌量だけではなく、涙の質のバランスも関係していることから、歳をとってくるとすべからくドライアイになる、ということではありません。

年齢を重ねることにより、かかりがちな病気に付随する一症状として、ドライアイが引き起こされることがある、と考えておくとよいでしょう。

たとえば、糖尿病患者において角膜表面の細胞が弱くなり、眼に傷がついたりするなかで、ドライアイの症状を併発することなどがあります。


治療としては、初期段階では眼に水分を補給したり、炎症を抑えたりするため、専門眼科医による適切な点眼薬の処方を受けることとなります。

症状が軽い場合は、蒸しタオルを目の上に乗せて温めるのも、効果があります。

一方、重症の場合には、涙の排水口となる涙点を、小さなシリコーンのプラグや手術でふさぐ方法などもあります。


当然ながら、ドライアイの症状を強く感じる時には、コンタクトレンズ
着用は控えるべきでしょう。

なお、目が乾くからといって市販の点眼薬を使いすぎると、含まれている
防腐剤によって、角膜の表面がさらに傷んでしまう恐れがあります。

目の乾きなど、ドライアイ特有の症状をひんぱんに強く感じるときには、念のために、専門眼科医の診察を一度受けてみるのがよいでしょう。

 


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