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白い光が眼内で点滅する「光視症」~原因・症状・治療


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夜遅くに仕事から疲れて帰ってきた後にスマホを見ていると、なんだか白いチカチカした光線が目の中で飛び回って画面が見にくい…そんな症状に見まわれた経験はありませんか?

これは「光視症こうししょう)」という症状です。

黒い糸くず状のものが浮遊する飛蚊症に対し、チカチカ・キラキラした白い光線が、眼内を断続的に走るのが「光視症」です。

光が現れる場所も不定で、小さな光が視野内を飛び回っている感覚です。光視症は年齢に関係なく、片目あるいは両目に起きます。また、飛蚊症の症状と同時に起きることもあります(この場合は念のため、眼科で検査を受けるとよいでしょう)。


光視症が起きるメカニズムですが、硝子体と網膜の間に癒着ができると、目を動かしたときに硝子体が揺れ、網膜を引っ張って刺激を与えます

この刺激が、あたかも眼内で閃光が走るような症状を引き起こします。言い換えれば、この硝子体と網膜の間の癒着が取れると、光は走らなくなります。

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それではなぜ、「硝子体と網膜の間に癒着ができる」のでしょうか?実はこの原因ははっきり特定されていませんが、主として加齢・過労・睡眠不足・ストレス等によって生じるとされます。

特に40~50代に入ってはじめて光視症の症状が出る方も珍しくありませんが、この場合は「加齢による、眼の筋肉の老化現象」と考えられます。


不快な症状ではありますが、いずれにせよ一過性でやがて収まるので、心配はいりません。治療も必要なく、眼球や視力に特段の影響を及ぼすこともありません

光視症が生じたときは「目が疲れてSOSを発している」と考え、PCやスマホを見るのを止めて目を休ませ、睡眠をとって疲労の回復をはかりましょう。翌日には症状が消失していることも、多くあります。

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ただしいつまでも光視症の症状が消えず、何日も続くようであれば、早めに眼科医の診察・検査を受けるほうが良いでしょう。

ごくまれなケースではありますが、癒着が強すぎて硝子体が網膜を破るようなことも(網膜剥離・網膜裂孔)あり得るからです(重篤な場合は閃光から黒点が多数飛ぶような感じに変わってきたり、視野の欠けを感じるケースもあります)。

重症と診断された場合、硝子体手術などの治療が必要になることもあります。


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